愛して欲しい

2003年4月29日
久しぶりに、強く願った。
私が、幼い頃に強く願っていたこと。

母は、今でもよくわからないんだけど、自分の子どもが「かわいい」とは思えないらしい。
ホントは、少しは思っているのかもしれない。でも、本人が言っていたのだからしょうがない。
「言うこと聞かなくて、憎たらしい。」
そんな存在にしかとらえてもらえなかった。
言うとおりにしているときは、何か外れたことをするんじゃないかと、常に監視して、レールをせっせと構築していっていた。
目の前のわが子より、見えない将来に振り回されていたね。
おかげで、お互いに苦しんだ。

母の努力が母の愛情というのなら、それはそうかもしれない。
わたしたち兄弟にとって、それは重荷になるものでしかなかった。
「今の自分」をもっとみて、接して欲しかった。

母のようになるのが怖くて、母親になるのが怖かった。
実際に妊娠してみると、そんなこともなく少し安心できた。

「愛して欲しい」
久しぶりにそう思ったのは、夫にお腹の子にもっと愛情を持って欲しいと思ったから。
一人で育てるの?
そう思うと、たまらなくなった。
自分の趣味に没頭する時間も大切だけど、もう、二人だけの生活じゃないの。
お腹をけられることもなく、見ることもできないわが子だから、愛情を感じられなくてもしょうがないことだけど。
もう少し、大きくなっていく胸ではなく、お腹に興味を持って欲しい。

私の父のように、亭主関白でありつつも、存在感のない父親になって欲しくない。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索